ここでは、WW2のドイツ軍が使用した工兵 用3kg爆薬を展示しています。
  
はじめに

工兵の主要な任務の一つに爆破がある。ドイツ軍の工兵も様々な爆薬を装備していた が、本コンテンツでは代表的な爆薬の一つであった”Geballteladung 3kg:3kg爆薬”を紹介する。
本コンテンツを制作するにあたり、貴重なアイテムを取材させて下さったPKハウスに感謝 の意を表します。

  
 

 
 
3kg爆薬:Geballteladung 3kg

3kg爆薬は、工兵が使用した最もポピュラーな爆薬の一つで、様々な信管を装着す る事で、構造物の爆破から、対戦車兵器としても使う事が出来た。
 

データ
 
 全高 : 195mm
 
 全巾 : 165mm
 
 厚み : 75mm
 
 重量 : 3kg
 
 炸薬 : TNTもしくはピクリン酸
 
 

 
3kg爆薬:Geballteladung 3kg
 
写真は、正面から見た3kg爆薬。
 
3kg爆薬の本体は亜鉛製で、信管装着用ソケットが3箇所の物と5箇所の物が作られてい た。
 
本体側面には、この様に”3kg”の文字がステンシルされている。
 
因みにドイツ軍工兵の使用した爆薬には、導火線の無いダイナマイトの様な形をした、紙筒 (蝋紙か厚紙)に詰められた100gの爆薬”Bohrpatrone 28”、紙箱、もしくはベークライトケースに200gの炸薬を詰めた、”Sprengkoerper 28”、3kg爆薬同様の亜鉛製ケースに詰められた”Sprengbuechse 24:1kg爆薬”、炸薬量10kgの”Geballteladung 10kg”等があった。
 

 
3kg爆薬:Geballteladung 3kg
 
写真は3kg爆薬の裏側。
 
この様に、裏側の中央部にも信管用ソケットが設けられている。このソケットは、未使用時 には封紙が貼られている。
 
3kg爆薬は、通常キャンバス製の専用バッグに、本体2個を信管等の備品と共に入れて携 行された。また、1941年3月27日には”工兵用戦闘梱包:Pionieraturmgepaeck”が採用され、このストラップ付きのキャンバス製工 兵用戦闘梱包には、2個の3kg爆薬と備品の他に飯盒やガスマスク等を収納する事が出来た。
ディティール
 
3kg爆薬である事を示す”3kg”のステンシル。
 

 
ディティール
 
本体から底板を外した状態。
 
本来底板はハンダ付けされているが、このケースは炸薬を除去する際に開けられている。
ディティール
 
携行ハンドル。
 
3kg爆薬には写真の様に、鋼製丸棒で作られた可倒式携行ハンドルが付けられている。
ディティール

携行ハンドルを起こした状態。

ディティール
 
上面の信管ソケット部と信管。前述の封紙がわずかに残っているのに注意。
ディティール
 
信管と信管ソケット部のクローズアップ。
 
この信管には、製造年を表す”44の”刻印が打刻されている。
ディティール
 
信管と信管ソケット部のクローズアップ。
 

 
ディティール
 
ケース本体内側。
 
実際にはこの中に3kgの炸薬が入れられていた。
 

 
 
ディティール
 
底板の内面。
 
ディティール
 
底板に設けられている信管ソケット部。
 
本来はソケット部の先端に、遅延信管のケースが付けられていたと思われる。
 

 
ディティール
 
底板の外面。
 
底板中央部にある信管用ソケット部には、封紙を貼った跡が残っている。
   
   
ホームに戻る
資 料館トップへ
資料館 別館トップへ

本サイトに掲載されている文章及び画像の 無断転載はお断りします。Copyright  2002  STEINER

03.Oct.2002 公開
inserted by FC2 system