ここでは、WW2のドイツ軍が使用した対戦 車兵器、2H型閃光発煙弾を展示しています。
  
はじめに

今回は、対戦車兵器2H型閃光発煙弾:Blendkoerper 2Hを、当時のマニュアル類と共に紹介する。
本コンテンツを制作するにあたり、貴重なアイテムを取材させて下さったPKハウスと滝口 氏に、この場であらためて感謝の意を表します。

      
 
 
 
協力:PKハウス
2H型閃光発煙弾
 
2H型閃光発煙弾は、対戦車近接戦闘時に使用する発煙弾の一つで、敵戦車の視界を遮り、 破壊するチャンスを作るための物である。
 
本体は二重構造のガラス製で、投げ付ける事で割れ、化学反応で発光、発煙する。
 
データ
 
全長 :152mm
 
直径 :63mm
 
重量 : 374g
 
装薬 :チタン/カルシウム塩化物
 
本体に入れられている四価チタンは、空気と触れると反応するが、湿度が低いと充分発煙し ない事があるため、内側の容器にカルシウム塩化物が入れられている。
ディティール
 
キャップ部のクローズアップ。
 
キャップは四価チタンの入った本体と、カルシウム塩化物を入れた内側の容器を固定してい る。
 
キャップの材質はベークライトである。
ディティール

この画像で、内側の試験官状容器がハッキリとわかるだろう。

 
対戦車戦闘マニュアル
 
写真は、数多く作られた対戦車戦闘マニュアルの一つ、”Der Panzerknacker”の表紙である。
 
絵でもわかる様に、”胡桃割人形”と、”戦車破壊”を掛けているのが面白い。
対戦車戦闘マニュアル
 
これは、上のマニュアルで閃光発煙弾に付いて触れられているページである。
 
閃光発煙弾は、発煙手榴弾と共に紹介されていて、閃光及び煙幕でストップさせた敵戦車を 破壊するための武器として、吸着地雷や、T-Mine、3kgの工兵用爆薬等も同じページに紹介されている。
資料提供:滝口氏
対戦車戦闘マニュアル

これも、対戦車戦闘マニュアルに掲載されている閃光発煙弾: Blendkoerperに関するページ。
 
閃光発煙弾は、近接戦闘手段に付いての項に記載されている。
 
閃光発煙弾自体が、戦車を破壊するための物では無く、対戦車近接戦闘時に有利な状況を作 る物である事、投げ付ける事で、閃光と発煙で戦車の目くらまし効果がある事等が書かれている。
 
写真の様にイラスト入りで、光発煙弾の構造、4個入り紙製パッケージの説明も描かれてい る。
 
また、ここには1H型も紹介されているが、1H型は内側の容器のカルシウム塩化物が入れ られていなかったため、湿度が低い場合には充分な効果を発揮しない事があった。

    
   
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12.Jul.2002 公開
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