ここでは、WW2のドイツ軍が使用した対人 地雷”S-MINE”を展示しています。
  
はじめに

今回は、二次戦時のドイツ軍で使用された代表的対人地雷S-MINE(Schrapnellmine 35)を紹介する。
本コンテンツを制作するにあたり、貴重な資料とアイテムを取材させて下さったPKハウ ス、写真を提供して下さったPucki氏に感謝の意を表します。

   

 写真提供 Pucki 氏
Schrapnellmine 35
 
写真はS-MINEの敷設 訓練中の陸軍の兵士である。
 
エスマインと呼ばれるこの対人地雷は、接触(感圧)やワイヤー、電気点火タイプの信管を 付ける事が出来、点火すると90cm〜2m程飛び上がった後に内部のTNTが炸裂し、内蔵されている320個の鉄球が飛散する構造となっていた。
 
戦争末期には鉄球の代わりに、2〜3cmに切断した針金状の鉄片を入れたタイプも作られ ていた。
  
米軍の捕獲兵器マニュアルから
  

 資料提供 PKハウス

 資料提供 PKハウス
 
Schrapnellmine 35
 
これら5枚の画像は、米軍が捕獲したドイツ軍の兵器に付いて調べたマニュアルで、1943年に作られた物から抜粋した。
 
以下に大まかな意訳を記しておく。
 
画像上の左右はS-MINE本体の外観及び構造を示している。これによると、S-MINEは飛翔型対人地雷で、色はオリーブドラブ、鉄 製ケースで、重量は4kg、装薬量は1,8kgのTNTとなっている。
 
信管は通常感圧タイプのS.Mi.Z.35の他、プルタイプのZ.Z.35信管やZ.U.Z.Z.35信管、電気着火式の E.S.Mi.Z.40等の信管を使用する事が出来た。
 
遅延信管の燃焼時間は4,5秒で、推進薬に点火と同時に短遅延信管にも点火する。推進薬が発火して、本体が90cmから2m程飛び上 がった時点で雷管が作動し、ケース内の320個の鉄球とケースの破片が概ね180mの範囲に飛散する。
 
画像左は地雷の撤去処理方法を記したページで、感圧タイプの信管が付いている場合には、安全ピンの穴にピンを差し込み、トラップワイ ヤータイプの信管が付いている場合には、ワイヤーを全て切断する事と書かれている。
その後、信管は取り外し、本体に挿入されている雷管も外して撤去処理作業は完了される。
 
下の左右の画像は、感圧タイプの信管、S.Mi.Z.35の外観と構造を記したもの。
 
S.Mi.Z.35は、感圧タイプで色はオリーブドラブ、アルミニューム製とされている。
 
作動方法は、安全ピンを引き抜くと、3,5〜4,5kgの圧力が触手の先端に加わると、撃針のストッパーが解除され、信管の雷管を撃発 する。
 
解除方法は、安全ピンの穴にピンを差し込む事で、信管は作動しなくなる。
 
使用方法は、信管を本体に取り付け、地雷を埋設後にカムフラージュした後、安全ピンを引き抜く。
 

 資料提供 PKハウス
   
ディティール
  
外観
 
標準的な感圧信管S.Mi.Z.35を取り付けたS-MINE。
 
ケース外径:102mm
本体直径:98mm
本体高さ:120mm
 
信管基部直径:18mm
信管全高:95mm
  
続 き を 見 る
  
   
ホームに戻る
資 料館トップへ
資料館 別館トップへ

本サイトに掲載されている文章及び画像の 無断転載はお断りします。Copyright  2002  STEINER

08.Feb.2002 公開
inserted by FC2 system