このページでは、武装とSSのヘルメットカバーとフェイ スカバーを紹介します。
   
はじめに
 
今回は、武装親衛隊で最初に開発支給された迷彩装備、迷彩ツェルトバーン・迷彩ヘルメットカバー・迷彩フェイスカバーの中から、1型迷 彩ヘルメットカバーと迷彩フェイスカバーを紹介する。これらのアイテムは残存数が極めて少なく、特に迷彩 フェイスカバーに関しては私自身今回初めて手に取って見る事が出来た。
本コンテンツを制作するにあたり、貴重なコレクションを取材させて下さった珍品堂の石村 氏に、この場であらためて感謝の意を表します。
     
フェイスカバーとヘルメットカバー
 
写真左に写っているが、迷彩フェイスカバー:Gesichtstarnmaskenで、右側に写っているのは、1型迷彩ヘルメットカ バー:Stahlhelmbezuegeである。
フェイスカバーとヘルメットカバー
 
写真は、迷彩ヘルメットカバーを装着したヘルメットに、迷彩フェイスカバーを着けた状態を示す。
 
フェイスカバー、ヘルメットカバー共に、リバーシブルで装着出来る作りになっており、写真は春夏側迷彩パターンで、裏側は茶系の色の秋 用迷彩になっている。
 
1型迷彩ヘルメットカバー
 
1型迷彩ヘルメットカバー
 
武装SSで最初に採用された迷彩装備は、陸軍と同型のツェルトバーンとヘルメットカバー、そして迷彩フェイスカバーであった。これらの 迷彩装備は1936年12月から、翌1937年1月にかけてSS-VTのドイチュラント連隊でテストされ、迷彩ツェルトバーンは直ちに各部隊への支給が決 定された。迷彩ヘルメットカバーもツェルトバーンと同じリバーシブルの迷彩柄プリントをした帆布で作られており、形式としては1型と2型が作られていた。 1型は1937年から、2型は1942年頃から支給され始めた。
 
 
正面より
 
この迷彩ヘルメットカバーは1型と呼ばれる初期から生産されていたタイプで、枝葉等を差込む為の布製ループが付けられていない。
また、プリントされている迷彩パターンも、Aパターンと分類されているパターンで、1936年から生産されていた初期型迷彩パターンで ある。
 
迷彩パターンの詳細は「武装SSの迷彩パターン」のコ ンテ ンツを参照されたい。
 
写真左上・上:側方より
 
写真左:後方より
 
これらの写真を見ると、迷彩ヘルメットカバーが両側面と、後部に付けられた錨型金具でヘルメットに固定されているのが理解出来るだろ う。
 
錨型金具は次ページで紹介する様に、秋側に布で覆われた細いスプリングでテンションがかけられており、しっかりとヘルメットに固定され ている。
 
また、このヘルメットカバーでは、各パーツのつなぎ目で迷彩パターンがつながる様に丁寧に作られている。同じ初期迷彩の生地で作られた 1型迷彩ヘルメットカバーでも、全てがこの様に迷彩パターンのつながりを意識した作りになっている訳ではなく、このヘルメットカバー自体が1型迷彩ヘル メットカバーの中でも初期に作られた物である可能性を感じさせる。
 
上方から
 
人体で最も重要な部分である頭部を守るヘルメットは、この第2次世界大戦時には殆ど鉄製で作られていたが、これをこの様に簡単に迷彩す る装備は画期的発明であったと言っても過言では無いだろう。
 
こうして見ると、地上の敵からだけでは無く、ヘルメットだけの状態と比べて上空からの迷彩効果も決して低くなかった事が容易に想像出来 る。
 
迷彩ヘルメットカバーにはこの1型と、擬装用ループの追加された2型が存在するが、2型は1942年頃から使用されはじめたと考えられ ている。
 
1942年と言うと、迷彩スモックも3型が登場した時期であり、これも腰にポケットが設けられた他に、大きな特徴としては擬装用ループ が付けられ始めた時期であるので、2型迷彩ヘルメットカバーはこの3型迷彩スモックに合わせて開発生産されたと考えて良いだろう。
 
  
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31.Oct.2001 公開
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