このページでは、ドイツ軍のヘルメットのデカールついて紹介します。
   
はじめに
 
今回は陸軍と空軍・武装親衛隊のスチールヘルメットのデカールを紹介する。実際には極初 期型やマイナーバリエーションも存在するが、このコンテンツでは1935年・40年・42年型のヘルメットに使用されたポピュラーな物のみとする。
   
未使用のデカール
 
これは陸軍の後期型鷲章のデカールだが、画像の様にデカールは裏返しにプリントされてお り、表面から図柄は判らない。
その代わり、デカールの台紙の裏側には青いインクで図柄と貼り付け位置を定める為のガイ ドラインが印刷されている。実際に貼り付ける場合には、溶剤を使用してヘルメットの塗装に溶着する様になっていたと言う事だが、詳細は分らない。台紙には このデカールを製造したメーカー名も印刷されているが、一部不鮮明で読み取る事が出来ない。
陸軍初期型
 
このデカールは、1935年3月22日に採用になったデカールで、鷲章はヘルメットの左 側面に、国家色のデカールはヘルメットの右側面に貼り付ける様規定された。
鷲章の方は高さ38mm、幅は31mm、国家色の方は高さ40mmで幅は33mmと、鷲 章よりも少し大きい。主に35年型スチールヘルメットに付けられているが、旧式のM16/18ヘルメットや極稀に40年型ヘルメットにも使用されていた。
陸軍後期型
 
1940年の3月21日付け通達で、ヘルメットのデカールは左側の鷲章のみに変更され た。これに伴い鷲章自体も若干ルニューアルされ、輪郭線がはっきりした物となった。画像のデカールは右側の方がハーケンクロイツや鷲も骨太で(笑)コレク ターにはBig foot eagleと言われているバリエーションである。これらは主に40年型及び42年型スチールヘルメットに使用されたが、35年型ヘルメットにも補修して貼 られているケースがある。なお、1943年8月28日付け通達によりデカールは全て廃止されたが、既に貼られている物は敢えて剥がされなかった。
空軍初期型
 
これは空軍が最初に採用した鷲章だが、使用期間は極めて短かった様で、1939年製のス チールヘルメットには既に後期型の鷲章がつけられている物が確認されている。(当HPに掲載されている08/15さんの35年型スチールヘルメットのデ カールも後期型である。)このデカールはヘルメットの左側面に貼られ、反対側には陸軍と同じ国家色のデカールが貼られていた。
空軍後期型
 
これは後期型の鷲章だが、実際には初期型にはもう一種類のバリエーションが存在してい る。
後期型鷲章は初期型よりもスマートで精悍な感じがする。
この鷲章は35年型・40年型・42年型の全てのヘルメットに貼られているのが確認され ている。
武装親衛隊初期型
 
武装親衛隊(以後SSとする。)の初期型デカールは国防軍とは異なり、国家色の代わりに ハーケンクロイツの入った国旗のデザインを使用した物と、軍種を示す鷲章の代わりにルーン文字のSS章を使用していた。SS章は右側面に、国家章は左側面 に貼りつけられており、国防軍同様に1940年3月21日からはSS章のみを貼り付ける様変更された。国家章はハーケンクロイツの大きいPOINTED PARTY SHIELDと呼ばれている物とVERIANT PARTY SHIELDと呼ばれているバリエーションがある。
武装親衛隊SSの書体比較
 
SSのデカールも画像の様に字体が変更された。左が初期型で右が後期型だが、この他に CROATIAN PATTERNと言われるバリエーションが存在する。初期型は35年型ヘルメット及び40年型ヘルメットに、後期型は440年型と42年型ヘルメットに使 用された。画像ではSS章のベースカラーが殆ど白になってしまったが(画像処理中)実際にはアルミシルバーである。
   
   
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23.May.2000 公開
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