このページでは、ドイツ軍のスチールヘルメットを生産していた主要5社の、メーカーによる 形の違いを紹介します。
   
今回は、ドイツ軍のスチールヘルメットを生産していた主要5社の、メーカーによ る形の違いを観察してみる事にした。メーカー名はアルファベットの略号でヘルメットのシェルに打刻されているが、個々のヘルメットの詳細についてはまた別 の機会に紹介する事にする。
   
 メーカー刻印
メーカー名
EF 又は FS
Emaillierwerke, AG Fulda
ET 又は CKL
 Eisen-und Huttenwerke, AG Thale/Harz
NS
 Vereinigte Deutsche Nickelwerke, AG Schwerte
 SE 又は SESt
 Saechsische Emailler-und Stanzwerke, AG Lauter
 Q
 F. W. Quist, G.m.b.H., Esslingen
   
メーカー
正 面
側 面
上 面
EF
(M42・64)
ET
(M35・66)
NS
(M42・66)
SE
(M35・68)
Q
(M40・64)
備考:メーカー名の下に記載してあるのは、ヘルメットの年式とシェルサイズ 正面から見ると、EFとQのヘルメットが丸く、ETとSEは角張っている。
また、Q のヘルメットは縦長になっている。
側面形はETとQが丸く、EFが最も角張っている。
また、通気用のプッシングの位置も各々微妙に異なっているのに注意。
上から見ると、EFが最も丸く、NSが最も長頭形になっているのが分かる。
また、各ヘルメットの鍔の形状の違いも興味深い。
   
メーカー刻印を見る
   
今回は、スチールヘルメットのメーカーによる、形状比較をしてみましたが、本来 同一サイズ、同一年式の物を揃えるべきところ、若干ばらつきがあることをお断りしておきます。最後に、このコンテンツを作るにあたり、SE(M35・ 68)を貸して下さった08/15さんと、Q(M40・64)を貸してくれたオータさんに感謝します。
   
   
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16.Feb.2000 公開
18.Feb.2000 改 訂
13.Mar.2000 改訂
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