ここでは、Kar98用銃剣用剣差しの展示をしていま す。
   
はじめに

このページではKar98用銃剣差し: Seitengewehrtasche/Koppelschuhのバリエーションを紹介する。

   
一般型の剣差し
  
 
 
 
剣差しは銃剣をウエストベルトから吊り下げて携行する為の物で、一般型と騎兵タイプが作られていた。一般型の剣差しは、1939年1月 25日までは、騎兵及び騎乗兵以外の全兵士に支給された剣差しである。
ベース部、ポケット部共に3mm厚の黒革で作られており、ベース部は一枚の革を二つ折りにし、ベルトループ部以外の両サイドとセンター を縫い付けてある。ポケット部は一枚の革で作られていて、やはり両サイドをベースに縫い付けてある。ベース部、ポケット部共に、最も力の掛かる上端部には リベットの補強が施されている。
 
 

 

 
ディティール
 
写真上:銃剣差しの表側。
 
写真下:銃剣差しの裏側。
 
全長:220mm
ベルトループ部巾:45mm
ポケット部高さ:80mm
ポケット部(最大)巾:60mm
ポケット部(最小)巾:50mm
ディティール
 
銃剣差しのベルトループ部裏側にはメーカー名等の刻印が打刻されている。
この剣差しにはメーカー所在地”BERLIN SW68”を囲む様にメーカー名”ROBERT LARSEN”、その下段には生産年”1940”打たれている。
  
騎兵用の剣差し
  
 
 
 
この剣差しは”騎兵タイプ:Seitengewehrtasche fuer Berittene”と呼ばれる剣差しの後期型で、1939年3月17日に採用された。騎兵タイプと一般型剣差しとの違いは、写真を見ても判る様に銃剣を 保持するストラップ:”Zapfen des Seitengewehrhalters”別名”Knoepfriemen”を付 け加えた物である。また、初期型は、このストラップの取り付け方法が異なっていて、ベースのセンターのステッチで、ベース上に縫い付けられていた。
1939年1月25日、これまで騎兵タイプと言われていたこのタイプの銃剣差しが全軍用に採用され、従来の一般型は改修する様に求めら れたが、実際には厳密に守られなかった。特に私費購入品や、外出着用のラッカー・エナメル革製物等は、外出用として着用が許されていた。
 
 

 

 
ディティール
 
写真上:騎兵タイプ銃剣差しの表側。
 
写真下:騎兵タイプ銃剣差しの裏側。
ディティール
 
メーカー名等の刻印。
1段目がメーカー名で、”WITTKOP& Co.”2段目がメーカー所在地”BIELEFELD”、3段目が生産年を表す”1941”の刻印である。
   
1942年型剣差し
  
 
 
 
従来折畳みスコップ用とされていたこの銃剣差しは、当初は武装SS用として1942年末から支給された簡略型剣差しであった。後には陸 軍にも支給されたこの剣差しは、ベース部がコットン製の物も作られていた。写真の銃剣を保持するストラップは、ベースの2枚重ねの革の間に挟み込まれて縫 い付けられているが、単純に裏側に縫い付けられたタイプも生産されていた。
 
 

 

 
ディティール
 
写真上:1942年型銃剣差しの表側。
 
写真下:1942年型銃剣差しの裏側。
 
全長:190mm
全巾:35mm
ポケット部高さ48mm
ディティール
 
ベルト通し部裏面の刻印。
”R.B.Nr.0/1151/0033”の工場番号が打刻されている。
  
熱帯用剣差し
  
 
 
 
戦線の拡大に伴い、熱帯地域用としてオールコットン製の銃剣差しが採用された。使用されたコットンはオリーブやタン色の物であったが、 占領地や英軍等から接収した生地も使用されていた。戦争後期からは、コットン製のウエストベルトやDリング付きサスペンダー同様、全戦線に支給使用される 様になった。
 
 

 

 
ディティール
 
写真上:銃剣差しの表側。
 
写真下:銃剣差しの裏側。
 

 
ディティール
 
この剣差しにはパーツ毎に3色のコットンが使われているが、オールコットン製の剣差しではこう言った事も珍しい事では無かった。
 

 
ディティール
 
この剣差しのベルト通し部の裏側には、R.B.Nrのスタンプが押されていた様であるが、残念ながら薄くて判読不能である。
  
   
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26.Jan.2003 公開
  
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