このページではドイツ軍の31年型飯盒を紹 介します。
   
 
はじめに
 
このコンテンツでは、「31年型飯盒(中期型)」を紹介する。中期型飯盒は、初期型飯盒 よりもアルミ製部品を少なくし、鋼製プレスパーツを使用する事で、アルミの節約と生産性や強度を向上させた改良型である。
 
   
31年型飯盒
  
 

 
 
31年型飯盒:Kochgeschirr 31
 
1931年に採用された当初の飯盒は、飯盒本体に付けられた取っ手以外は全てアルミで作られていた。
戦争が始まると装備類に様々な仕様変更が行なわれたが、飯盒も1940〜1941年頃から、取っ手の取り付け部や、蓋の柄が鉄製に変更 され、塗装色に関しても、1941年4月23日の通達でオリーブグリーンに塗装される事とされた。また、末期には全て鉄で作られた飯盒も生産支給されてい た。
写真の飯盒は1941年から生産されたオリーブグリーンに塗装された中期型の飯盒である。
 
 

 
31年型飯盒:Kochgeschirr 31
 
中期型飯盒も初期型飯盒同様、取っ手の付いた本体と、折畳式の柄が付いた蓋がセットになっていて、本体は前述の様に中身を温める事が出 来る食器、また蓋の方はフライパンにもなる皿として使われていた。容量は本体が1,6リッター、蓋の方は0.5リッターとなっている。
 
全高150mm、巾160mm、厚95mm
ディティール
 
フライパンや皿として使用された飯盒の蓋。
底部に段を付ける事で、補強リブの役割を果たしている。
折り畳み式の柄は、鋼板プレス製でそのマウント部はアルミリベットで蓋に固定されている。
 
ディティール
 
飯盒の蓋に付けられている柄とそのマウント部は、飯盒を携行するのに使用する飯盒用ストラップを通す為のスリットやループが付けられて いるのが特徴である。
刻印
 
飯盒の場合は通常本体には打刻は無く、この様に蓋の金具に製造メーカーコードと製造年の刻印が打刻されている。
 
この飯盒ではEEF 43と言う刻印が確認出来る。
 
このEEFはX. Heine und Sohn, Voehrenbach を表しており、その後の43は1943年製を示している。
取っ手とその取付け部
 
取っ手は鉄製の太さ3mmの針金を曲げて作ってあり、写真の様な鉄製の取付け金具と共にアルミ製リベットで飯盒本体に固定されている。
取付け部の金具は取っ手が収納位置以上に回らない様、上は細く、下側は巾が広く作られている。
 
なお、初期においてはこの取付け部に関しては、アルミ鋳造製の物も作られていた。
  
   
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24.Jul.2001 公開
27.Jan.2004 改定
  
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