ここでは、1939年にDリング付き重装備用サスペンダーと共に採用された、Aフレーム とAフレームバッグを紹介する。AフレームとAフレームバッグは、戦闘用の簡易背嚢として開発採用され、戦争中期頃までの基本装備として、あらゆる戦場で 使われていた。 本コンテンツを作成するにあたり、貴重なコレクションを貸して下さったえっさい氏に、こ の場であらためて感謝の意を表します。 |
Tragevorrichtung Gefechtsgepaeck fuer Inf. |
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1940年の西方戦役から、1942年の東部戦線あたりの標準的戦闘装備の一例。Aフ レームに飯盒とツェルトバーンを装着している。 |
この画像は、Aフレームに軍用毛布を付けた状態を示す。Aフレームは簡易背嚢として、毛 布及びコートを装備用ベルトを用いて装着する事が出来た。 |
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陸軍が使用した標準的なAフレーム。コットン製のA型フレームに、飯盒やツェルトバーンを装着する為の皮革製ベルト、コートや毛布を付 ける為のロ型の金具が付けられている。 |
このAフレームは、比較的初期に生産された物で、上下に付けられたフック金具と、ロ型金 具はアルミ製の物が付けられている。 |
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熱帯地用に作られたAフレームで、標準型に付けられている皮革製ベルトも、コットン製ベルトに変更されている。 |
この熱帯型Aフレームも、他の熱帯用装備同様、他の戦場でも使用されていた。 |
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空軍の降下猟兵、空軍地上部隊用に作られたAフレームで、ブルーグレーのコットン製である。 |
このAフレームは、後期型の作りで、フック金具が鉄製の物が使用されている他、この当時 廃止された内装サスペンダーのパーツも使われている。 |
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Aフレームには、飯盒、ツェルトバーン等以外に、個人装備類を入れるAフレームバッグを 取り付ける事が出来る。 |
Aフレームバッグの裏側には、写真の様にAフレーム本体に取り付けるための布製ベルトが 付けられている。 |
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Aフレームには、写真の様に飯盒とツェルトバーンを装着する事が出来る。 |
裏側から見た状態。ツェルトバーンの下にAフレームバッグが付けられている。 |
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ツェルトバーンを付ける前の状態。 |
裏側から見た状態。 |
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Aフレームバッグを、ツェルトバーンの後ろ側に装着した状態。この状態では、Aフレーム バッグの中身を出すには、ツェルトバーンを外す必要がある。 |
Aフレームバッグを、ツェルトバーンの下に吊り下げた状態。この携行法では、Aフレーム バッグを簡単に脱着出来るが、Aフレームバッグ自体を落とす可能性もありそうである。 |
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飯盒とツェルトバーンを付けた、Aフレームを側方から見た状態。写真では、テント備品 ケース(テントポールとペグ)を、ツェルトバーンで包んである。 |
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