以前レストア中の画像を公開したキューベルヴァーゲンが、サムズミリタリ屋主催の
ミリタリーイヴベントに参加!。ここではレストア後の勇姿を、細部のディティールを中心に紹介する。 |
今回は、サムズミリタリ屋主催のミリタリーイヴベントに、以前紹介したレストア中
のキューベルヴァーゲンがレストア後の姿を見せると言うので、本栖湖まで取材に行く事にした。 良く見ると、細部で多少レストア出来ていない部分もあるが、これまでに紹介してい ないディティール写真を中心に公開する事にした。 |
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キューベルヴァーゲンの大きな特徴は、その元になったフォルクスヴァーゲンのエン ジンが空冷で、小排気量だった為と、極めて合理的ボディの設計により軽量化に成功、不整地走破性能において米軍のジープに決して引けは取らなかったと言 う。 写真に写っているジープは三菱ウィリスで、米軍のジープでは無いが、エンジンが大 きい為キューベルより車高が高いのが興味深い。 |
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前回紹介した時は、SS外人部隊の義勇兵?が、指で押さえていたメーターパネルも しっかりレストアされていた(笑)。 パイプフレームに鉄板プレスで作られたパネルベースが取り付けられ、更にベークラ イト製のメーターパネルが付けられているのが興味深い。 ステアリングはかなり大きいが、こうして見るとキャシャな感じがする。 写真中央上に写って入るのは、ワイパーの駆動モーター部である。 |
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床の木製スノコがレストアされていない為、かえって床板にプレスで作られた補強リ ブがはっきり見えるのが嬉しい。 それにしても、シンプルでがらんとした作りが、如何にも軍用車両と言う感じだが、 当時のバッテリーの性能を考えると、余計な物は付けられなかったと言う事情もあるのだろう。 助手席側、メーターパネルの右側に見えるのは、ガソリンタンクである。 |
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このサイトで最初に紹介した、末期型キューベルヴァーゲンに付いていた物とは、若 干作りが異なるタイプである。 実際には細かい部分にかなりのバリエーションが存在した様だが、年式や製造工場の 違いによる物なのだろう。 また、内装が一切施されていないドア及びボディーの裏側に注意。 |
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ノティックランプ(灯火管制ライト)は取り外し式なので、その基部にカバーが付け られている。また、ホーンも取付位置・カバーにバリエーションがあるのだが、不勉強の為、説明する程良く判らない・・・。 ここら辺のバリエーションに付いて、詳しく御存知の方がいらっしゃれば、是非とも 御教授願いたい。 フロントのナンバーが、枠のみのプレスでリアのナンバープレートと異なり、直接ペ イントする様になっているのも面白い。 牽引用フックは車体フレームに付けられている為、廻りに隙間があるのに注意。 |
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キューベルヴァーゲンの後部座席とエンジンルームの間はトランクになっている。 トランクの蓋は写真で判るように、開けた状態で固定出来る様に、ステーが付けられ ている。 トランクは、レイアウトの関係上、鉄板一枚隔ててエンジンルームになっている訳だ が、走行中はかなりの高温になるのでは無いかと思われる。 |
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