ここでは「シュミットさんの軍装関連講座」を掲示板から 抜粋して加筆再録しています。
マイスター・シュミットの軍装講座・ 野戦服のカラー編
     
ここでは、過去掲示板に書き込まれた「軍装関連講座」等を一部加筆して 再録しています。
 

クラーゲンビンデとハルスビンデ(Kragenbinde u. Halsbinde) 投稿者:schmidt   

野戦服用の俗に言う「カラー」について.. 

陸軍M36服等についているボタンホールのあいたテープ状のものを「クラーゲンビンデ」、対してヨダレかけ状(笑)の物を「ハルスビン デ」といいます。目的は同じですが、前者は服に付けるもので、後者は首に巻いて結んで付けるものです。 

「ハルスビンデ」は、30年代のLSSAHの写真等を見ると野戦服や作業服の襟から黒いタートルネック状にのぞいているものがあります が、まさにそれです。 

陸軍でも30年代の中盤までは使用されていたようで陸軍の書式に「クラーゲン..」「ハルス..」がともにでている時期もあります。 形状はまさに小型の「よだれかけ」で、私が現物を手にしたのは黒色と褐色のもので、褐色の方には党用でRZMのタグがついていました。 黒色のものはSSも使用していましたがRADが着用している当時の写真もありますので、「黒」イコール「SS用」では無いように思います。 

当時の写真といえば、ズボンを脱ぎ、この「ハルスビンデ」を腰に巻いて股間を隠して騒いでいる兵士のプライベート写真を見たことがあり ます。(笑)....この着用法も当時は間違いでは無かったのかもしれません。(爆) 

冗談はさておき、陸軍が「クラーゲンビンデ」に移行した後もLSSAHなどではいわゆる陸軍型といわれる貼り付け下ポケット、グリーン カラーの服の襟元にもこれがのぞいていることがありますので後の方まで着用していたようです。 

ちなみに弊社HP”「商 品展示室、制服、その他」のUN003.”がこの「ハルスビンデ」に当たります。 
(シュミットさんのHPにハルスビンデの形状写真と着用例の写真が掲載されています。) 

    
ハルスビンデ
   

ハルスビンデの着用例
  
このLAHの兵(肩章にLAHの組み文字が刺繍されている)の写真は、ヘルメットのデカールと袖の国家鷲章から、1936年頃の撮影と思われる。  
ハルスビンデに付いて

1935年に発行された、陸海軍共用マニュアルのAnzug:服装の項にはハルスビンデの説明が書かれている。(赤枠内)

 

ハルスビンデの着用例

このトーテンコプフの第4連隊オストマーク所属の兵は、陸軍型野戦服を着用しているが、ハルスビンデを使用している。

     
クラーゲンビンデ
     
クラーゲンビンデを付けた野戦服

野戦服にはクラーゲンビンデを付けるためのボタンが、5ケ付けられている。写真は襟の裏側の3ケのボタンを留めた状態で、野戦服の第一 ボタンを留める時と開襟で着用する場合で取り付け方が別に規定されていた。

クラーゲンビンデを付けた野戦服

第一ボタンを留めて着用する時は、写真の様にクラーゲンビンデ自体に付いているボタンを留めて、襟巻きの様な形にして着用する。  

下襟の裏側に黒いボタンが付いているが、これがクラーゲンビンデを装着する為のボタンで、開襟着用の時にのみ使用する。 

クラーゲンビンデにも、そのためのボタンホールが付けられているのに注意。

クラーゲンビンデを付けた野戦服

第一ボタンを外して開襟着用する時のクラーゲンビンデの取付状態を示す。 

これは、上の写真で説明したボタンを留めて、開襟着用の状態にした写真だが、クラーゲンビンデが開襟の縁に添って付けられているのが解 るだろうか?。 

クラーゲンビンデはいわゆる布製カラーで、襟を保護する目的がある訳だが、戦時中の写真等では明らかに付けていない兵士も多くいたよう である。

クラーゲンビンデを付けた野戦服

第一ボタンを外して開襟着用する時のクラーゲンビンデの取付状態を示す。 

上の状態から、実際に第二ボタンを留めた状態。 

この写真ではクラーゲンビンデがかなりハッキリ見えているが、実際に着用するとこれほどは見えなくなる。

クラーゲンビンデのバリエーション
  
クラーゲンビンデはこの様に色や材質等の異なる物が作られていた。 

左から、空軍用綿製、空軍用人絹製、陸軍用綿製、陸軍用綿製。 

カラーであるため当然サイズもあり、左から2番目の物にはサイズ42のスタンプが残っている。

     
ホームに戻る
雑 記帳へ戻る

本サイトに掲載されている文章及び画像の無断転載はお断りします。Copyright  1999  STEINER

14.Nov.1999 公開
inserted by FC2 system