STEINERのドイツ見聞録
    
 
はじめに
 
ドイツ:質実剛健で勤勉、日本人と友好的、哲学の国、音楽の国、科学の国、世界冠たる ビールの国、ドイツの車・カメラ等の精密機械、マイスター、ロマンティック街道、女性好みの甘口ワイン、リサイクル先進国、ジャガイモ、ヒトラーとナチ ス、等々日本人であれば各々に様々なイメージがあるのではないだろうか?。
 
私は、この様に偏った趣味のHPを作っているが、実は全く別の観点からもドイツが好きで ある。
何故かと聞かれると困ってしまうのだが、たまたま好みの物がドイツに縁の深い物が多かっ たと言う事が大きな理由になっていると自分では思っている。
 
そんな中で、普通のドイツ紹介はもっと真面目な他のサイトにお任せして(笑)、かなり 偏った趣味を持つ私が見たり聞いたり体験したドイツとは・・・
 
ミリタリーアンティークショップ
 
早速だが、ドイツの軍装品店での話しから書くことにする。
1985年のある日、ドイツのホテルに着いて、まず近くを散策しようと外に 出たら、いきなり「あった!」のが”アンティーク・ミリタリア”と言うお店。
 
店の表からは日本の鎧甲や刀が見えるが、中に入ると狭い店内一杯に様々な時 代の様々な国のミリタリーアイテムが所狭しと並んでいた。
 
正面のガラスケースの中には第一次世界大戦から第二次世界大戦迄のドイツの 勲章やベルトバックル・肩章等が雑然と並べられていた。
二次戦の勲章やバックル類は残念ながらハーケンクロイツがクラインダーで削 り取られ、見るも哀れな状態であった。
(ドイツではハーケンクロイツを公共の場で見せる事が禁止されている。)
 
肩章は?と言うと尉官クラスの物を中心に山積み状態であったが、コンディ ションは必ずしも良いとは言えず、虫食いが結構目立っていた。
 
店主に肩章が山積みになっているトレーを出して貰い物色しているとダークグ リーンの角形肩章に赤い糸で33と刺繍された物が目にとまった。
赤は砲兵の兵科色なので、第33砲兵連隊の兵用肩章と言う事である。
 
陸軍のベルトバックルは程度も良く、革タブもちゃんと付いている物もあった が、先にも書いたようにハーケンクロイツが削り取られており、買う気にはならなかった。
 
まだ何か面白い物は無いかと店内を見回していると、店主が私に「一体何を集 めているんだ?」と聞いてきた。
私が「第三帝国時代の陸軍とW-SSの物が欲しい!」と答えると、「SSと は難しい。ドイツよりイギリスの方が入手しやすいだろう。」との事。
 
しばし沈黙の後、店主が「こっちに来い!」と私を店の奥に招き入れた。
 
そこはガラスケースの脇を通り抜け、奥に 続く廊下の右側にある3帖程の小さな部屋で、部屋の3方の壁面には棚があるため大の男が2人入れば窮屈な感じである。
 
店主は私がそこに入るとすぐにカーテンを閉めた!。
 
「一体どんなお宝が出てくるのだろう?」と期待していると、まず棚から出て きたのは”ハトロン紙に包まれた物体”であった。
 
包み紙の中からは、当時日本でも良く見る事が出来るドイツ空軍のスチールヘ ルメットが・・・ハーケンクロイツの付いたデカールがはっきり残っているので隠してあるのだろう・・・。
 
次に見せられたのはオランダで作られたドイツ陸軍将校の制服・・・(汗)。
確かに珍しい物ではあるが、ポケットが全て雨蓋のみという服は私の好みでは 無かった。
 
「もっと標準的な野戦服は無いのか?」と聞くと、「2〜3日あれば揃える事 が出来る。」との事。
 
しかし、残念ながら翌日には移動しなければならなかったので、御礼の言葉を 述べてその店を後にした。
 
「うーん、ドイツの軍装品店はなかなか難しいナ・・・」と言うのが一日目の 印象であった。
 
 
 
消火器とマッシュポテト
 
話しはホテルに戻るが、チェックインを済ませて部屋に着くと、入り口のドア は二重ドアになっていた。
 
冬場の寒気に対する措置と思われるが、ドアを開けた瞬間にまた目の前がドア と言うのには一瞬驚いた(笑)。
 
風除室と言うにはちょっと狭いドアとドアの間の空間には赤い消火器が設置さ れており、ふと思い出したのが、「ドイツ軍の車両に備えてあった消火器は、果たして何色だったのか?」と言う疑問であった(苦笑)。
 
まあ軍用であるから、車体と同じ塗装が施されていたと言うのが正解だと思わ れるが、民間で使用されている消火器が”赤い”と言う事に妙に親近感を覚えた私は、やはり病気なのかもしれない(笑)。
 
 
ホテルの廻りの散策から帰ると、丁度夕飯時になっていた。
 
ツアーにセットされていた夕食のメニューはビーフステーキと温野菜にマッ シュポテト・ポタージュスープにパン etc. ドイツの食事は昼が中心で、温かい食事も昼食のみと言った話しや、ビーフステーキもドイツ風だと”ハンバーグステーキ”だと聞いていたので、これはかなり 贅沢な夕食なのだろうと思いながら肉を食べていると、アルミの大きなバットを駅弁スタイルで首から下げた美人のウエイトレスさんがやってきた。
 
なんと、”おかわり”が出来るのだそうだ!!
 
早速”おかわり”を申し出た私の皿に、美人ウエイトレスさんは大きな”おた ま”一杯のマッシュポテトを乗せてくれた・・・。
 
そう言えば、誰も肉の”おかわり”とは言っていなかった。
 
目の前の皿に山の様にそびえるマッシュポテトを白ワインで胃袋に流し込みな がら、嗚呼、私は今”我が愛するドイツ”に来ているんだと実感出来た瞬間であった(笑)。
 
 
郵便ポスト
 
街中を散策中に郵便ポストが目に付いた。
 
日本のそれよりはかなりコンパクトで、色も赤では無く黄色である。
 
また、同色の葉書や切手の自動販売機もあった。
 
しかし、と言うか、やはり一番興味があったのは郵便ポストの側面に描かれて いるラッパのマークであった。
 
「おおっ!、二次戦中のドイツ軍が使用していた野戦郵便の戦術マークと同じ ではないか!!。」
 
・・・・・やっぱり、病気だ・・・・・
 
 
 
次回はもう少し普通の見聞録を書くかもしれません(笑)。
   
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17.Aug.2000 公開
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